【Skills of Australian Football】スナップ

スナップの蹴り方

  1. 準備
    スティーブ・ジョンソンは、バウンダリーライン近くの厳しいアングルからのセットショットでもスナップでゴールを狙う準備をする。ゴールに向かって直角に立ち、ボールを横に構える。右手をボールの先に添え、反対側の先をターゲットへ向ける。彼はゴール中央の奥にターゲットを定める。
  2. 助走
    ターゲットを定めたらキックのために勢いをつける。右手でボールをガイドしながら、足に対してクロスするように落とし、ガイドしていない左手は体のバランスをとるために後方へ振る。
  3. ワインドアップ
    ジョンソンは全てのキックで基本的なワインドアップポジションをとる。蹴る前の最後のステップを大きくとり、背筋を伸ばし、おしりを後ろに捻り、蹴り足を柔らかく後ろへ伸ばす。そして常にボールの蹴るポイントを見る。
  4. インパクト
    身体の前でボールの端(ゴールから遠い方)を蹴り上げる。ゴール中央へカーブを描いて飛んでいくように、ボールにスピンを与える。
  5. フォロースルー
    フォロースルーは一貫して真っ直ぐとり、フォロースルーの脚はターゲットへは向かわない。それによりボールはゴールへ向かって飛んでいく。
    セットショットの場合は、アンパイアにプレーオンのコールをされないよう、ステップは2歩にとどめる。

 

スティーブ・ジョンソンのゴール前での素晴らしいスキルは偶然ではない。それは、彼がヴィクトリアにある町ワンガラッタで、最初にボールを持ったときから行ってきたハードワークの賜物だ。彼の奇跡的なキックに驚嘆した多くの観衆は、彼がジーロングの黄金時代に数えきれないほど見せてきたものを、新しいクラブであるGWSのために見せてくれることを期待している。

「フッティーを始めた5歳のときからずっと練習してきたよ。」ジョンソンは言う。「学校では昼休みの間も放課後もボールを蹴って、ワンガラッタでも時間の許す限り練習したよ。常にいろんな方法でボールをゴールに入れられるように練習したんだ。」

ジョンソンはスナップショットの練習を試合に近いシチュエーションで行い、それは実際に試合に活かされた。

「常にプレッシャーの中でトレーニングすることで、試合のプレッシャーの中でもパフォーマンスできるようになるんだ。プレッシャーの中でスキルを発揮してゴールするためには、プレッシャーの中で練習する必要があるし、その中でもゴールキックの練習は重要だ。みんな知ってるように私はスナップが好きだし、プレッシャーの無い時には完璧に蹴れるように何千回も練習したよ。でも同じくらい重要なのは、そのテクニックが完璧になったときに、それをプレッシャーの中でも同じようにできるように練習することなんだ。」

 

ジョンソンは、角度のあるキック、バナナキック、ポケットの位置から走り込んでのドリブルキック、様々な種類のゴールキックのエキスパートである。彼の少年時代のヒーロー、コーリングウッドのレジェンド ピーター・ダイコスのように。「彼は間違いなくAFLで1番スナップショットが上手かった。もちろんバナナキックや他のトリッキーなゴールキックもね。私は彼をまねることでAFLレベルのスキルを身に付けることができたんだ。」

「ゴールの左側のポケットからドリブルキックでゴールを狙うなら、右足でバナナキックを蹴るときと同じように蹴るんだ。そしてそのボールを転がすために、自分の1メートルか2メートル先に最初のバウンスをさせたい。もちろんそれは正しい方向に蹴り出さないといけない。多くの人が上手くいかないのは、それを5メートルぐらいのところにバウンドさせてるからなんだ。そうなるとボールは正しい回転を失い、どこに跳ねるかわからなくなってしまうよ。」

 

スナップキックは、厳しいアングルからのセットショットや、フォワード50内のストッページやゴール近くのクラムのパック周りからゴールを狙うときに使われる。

スティーブ・ジョンソンは、セットショットでゴールに向かって直角に立ち、ボールを右から左へカーブさせる新しい“スナップ”のフォームを創り出した。

 

ジョンソンは、今活躍している様々な角度からゴールを狙うプレイヤーたちのパイオニアだ。「角度のある位置からゴールを狙うとき、ドロップパントでゴールを狙うふりをしてスナップを蹴るんじゃなく、ちゃんとスナップキックのポジションをとって蹴った方がいいことに気づいたんだ。ノープレッシャーで蹴れるんだからね。」と彼は説明する。「バランスがとても重要なんだ。ドロップパントを蹴るように歩き出して、蹴る直前に方向を変えてスナップを蹴る、といった蹴り方はバランスを失いやすい。」

「ゴールに向かって直角に立つのが一番いいポジションなんだ。ドロップパントを蹴るフリをする必要がないからね。蹴る前に2,3歩はステップできるし、助走でアングルを変えるよりもバランスはすごく良くなるよ。このアイデアは、ワンガラッタにいたときに思いついたんだ。それをだんだんAFLレベルの試合でもやるようになって、今やたくさんのプレイヤーがそれに気づいたんだ。」

 

ジョンソンは不可能にも見えるゴールで観客を魅了するプレイヤーのひとりだ。他にはアデレードのエディー・ベッツ、ホーソンのシリル・リオリ、リッチモンドのジャック・リヴォルト、ウェストコーストのマーク・ルクラが挙げられる。

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